みなさんこんにちは!
八王子パーソナルジム MARBELL GYM 代表の寺島です。
筋トレに慣れて「筋力の伸びが鈍化してきた」「停滞期に入ったかも」と感じる上級者の皆さんにお届けしたい、さらに筋肥大を進めるための一歩進んだトレーニングテクニックをご紹介します。
ここでは「ドロップセット」「スーパーセット」「ネガティブトレーニング」の3つのメソッドを徹底解説。効果や実践ポイント、注意点まで詳しくまとめています!
ドロップセット:追い込む力を最大化する手法
ドロップセットとは何か
ドロップセットは、限界まで一種目を行った後に、すぐに重量を下げてさらに追い込むテクニックです。例えばベンチプレスで100kgを限界まで挙げたら、瞬時に80kgに落として連続で続けます。
この手法により、速筋・遅筋両方を徹底的に刺激でき、筋繊維に強いストレスを与えられるのが特徴です。
ドロップセットの効果
- 筋肉の血流量と代謝促進
- 筋繊維(特に速筋)の強い刺激
- 時間をかけず短時間集中で筋肉に効かせられる
実践方法の例
ダンベルカール(上腕二頭筋)】
- 12回できる重量で限界まで実施
- ダンベルを即座に20%軽くし、さらに限界まで続行
- さらに重量を落とし、11~12回
▶ ポイント:
- 離脱時間はできるだけ短く
- 最後のセットでは「顔を歪めるほど」の限界まで追い込む
注意点と回復戦略
- 高ドロップセットは非常に高負荷なので、週に同部位1~2回が目安
- フォームが崩れないように、特に疲労時は重量を軽く
- 栄養と睡眠、特に筋トレ後のタンパク質・炭水化物摂取をしっかり行う

スーパーセット:相反する筋肉や同一部位を連続で鍛える手法
スーパーセットの種類
① 拮抗筋スーパーセット:例)ダンベルプレス(胸)→ベントオーバーロウ(背)
② 同一部位スーパーセット:例)バーベルカール→ダンベルハンマーカール(上腕二頭筋)
拮抗筋スーパーセットのメリット
- 一方の筋肉が休んでいる間にもう一方を刺激
- 筋肉がこの交互作用によってより強く鍛えられ、回復も早い
- セット間休憩なしで、トレーニング時間を短縮できる
同一部位スーパーセットのメリット
- 疲労を重ねて筋肉を徹底的に刺激
- 特定部位を仕上げる際に特に有効
実践メニュー例
胸・背の日に挑戦!】
- ダンベルプレス 8~10回 → インターバルなしで……
- バーベルベントオーバーローイング 8~10回
これを3~4セット、セット間休憩は60秒以内で行う
▶ ポイント:
- フォームを崩さずに交互に行うためには重量バランスが重要
- 心肺への負荷も高いため、有酸素的効果も得られる

ネガティブトレーニング:筋繊維に強烈な刺激を与える方法
ネガティブとは?
ネガティブ動作とは、「筋肉が伸びる方向の動作」をゆっくりコントロールしながら行う方法です。例:ベンチプレスで胸に下ろす時、通常の3~5秒かけてゆっくり下げる。
なぜ効果的?
- 伸張性収縮では筋肉へのストレスが大きく、筋損傷(成長刺激)が強い
- 速度を遅くすることで神経刺激も高まり、筋の発達に効果的
実践法の例
レッグプレスでネガティブ強化】
- 通常のプレス動作で10回
- 11回目以降は負荷を少し軽くしつつ、戻すときにゆっくり時間をかける
- 「下ろす動作」に5秒以上かけてコントロール
▶ ポイント:
- 補助者またはスミスマシンを使って安全を確保
- ネガティブのみを行う「オフの日」に軽い重量・スローペースで実施もあり

3つの手法を組み合わせるプラン例(週1回・60分)
種目 | 手法 | セット数と補足 |
---|---|---|
ダンベルプレス | ドロップセット | 8回限界 → 重量20%ダウン → 限界 → 重量20%ダウン → 限界 |
ダンベルカール | スーパーセット | 10回 → 即ダンベルカール10回(同一部位) |
レッグプレス | ネガティブ重視 | 12回通常 → スロー10秒で3~4回ネガティブ収縮を追加 |
この組み合わせで筋肉への全方位刺激+疲労蓄積が生まれ、筋肥大に強力な効果があります。
継続のための設定と注意点
✔ 始めは週1回からスタート
高負荷トレーニング後は、同部位の休息を48~72時間確保しましょう。ドロップセットやネガティブはその特性上、回復が鍵になります。
✔ フォーム重視、安全を最優先
疲労時にフォームが崩れると怪我リスクが高まるので、重量より技術を優先してください。
✔ 栄養と回復を徹底
トレーニング直後にタンパク質20~30g+炭水化物30~50g摂ることで回復力が向上します。睡眠やストレス管理も忘れずに。
✔ 取り入れすぎない
これらは停滞を打破するための強力な武器ですが、常用すると身体に負担をかけます。通常のトレーニングと混合しながら、周期的に取り入れてください。
まとめ:停滞期を越えるための3大メソッド
- ドロップセット:限界突破→軽量→再挑戦。時間効率良く筋繊維を追い込む手段
- スーパーセット:相反する筋肉や同部位を連続刺激で神経・代謝の活性化
- ネガティブトレーニング:ゆっくり負荷を下ろすことで破壊的刺激を与え、成長を促す
どれも停滞を感じたときに試す価値がある手法です。ただし、疲労管理・フォーム・栄養・休養には細心の注意が必要です。
ご案内
この記事を読んで「停滞を突破したい」「でも怪我は避けたい」「具体的なプランを教えてほしい」と感じた方へ。
八王子 パーソナルジムでお探しなら、ぜひ一度 MARBELL GYM にお越しください!
専門トレーナーが、一人ひとりの体力・生活リズムに合わせた停滞打破プログラムを設計し、安全に筋力・筋肥大をサポートします!