みなさんこんにちは!
MARBELL GYM代表の寺島です!
今回はトレーニング時に使用するアイテムについて解説していきます!
そもそもトレーニングの時にアイテムなんて使用するの?なんて思う方も多いかと思いますが、アイテムを正しく使用することで効率的に筋肉を鍛えることが出来たり怪我の防止につながるアイテムもありますので使用することをお勧めします!
体に身につけるアイテムのことをトレーニングギアと呼びますのでこれからはギアと称して解説していきます。
トレーニングギア界の三種の神器
トレーニングをある程度続けていき基礎が作られていくと幾つかの壁に当たる事があります。
背中を鍛えたいのにその前に前腕や握力がバテてしまう、、。
ベンチプレスでしっかり重量を扱いたいのに重さに手首が負けて寝てしまう、、。
腹圧をしっかりかけてスクワットをしたいのに途中で抜けてしまって支えきれない、、。
などの悩みが生まれます。
トレーニングギアはこんな悩みを全て解決してくれる魔法(に近い)アイテムです!
そんなギアを紹介していきます。
パワーベルト
主にスクワットやデッドリフトなど全身の力を使って行うトレーニング(腹圧を用いる)の際に活躍するギアです。
パワーベルトを使用してトレーニングを行うと自然に腹圧がかかりやすくなります。
腹圧がかかることによって腰椎を支える力が働くためトレーニング中の腰の怪我の予防にも繋がります。
また体幹も固定されるためより力が出るようになり挙上重量の増加も期待出来ます。
長時間の使用はパワーベルトに頼りすぎて体幹部の筋肉が弱くなったり腹部の血流の悪化などマイナスな面もあるので適度に使うようにしましょう。
巻き方のポイントは肋骨と骨盤の間にベルトを巻きます。腹圧をかけられるように指1-2本分程のスペースを持たせて巻くようにしましょう。
たまにキツキツに締めて腹部を安定させるようなやり方を推奨しているケースも見られますが、キツすぎると自分自身で腹圧がかけられなくなってしまいますのでスペースを持たせて巻くようにしましょう。

・パワーグリップ
主に背中のトレーニングの際に使用します。
パワーグリップは握力の補助として使用します。
デッドリフトやチンニングなど背筋や腕力の体力が残っていても握力が先にバテてしまい思うように挙がらない、という悩みを解決してくれます。
構造としては手のひらと向かい合うようにバーやバーベルをグリップが包み込んでくれます。その上から手で握る事で反対からも支えられるため握力が2倍近く増強されます。
巻き方は至って簡単です。グリップの金具に手首のバンドを通します。バンドを通す事で輪っかになりますのでその輪っかに手を通します。向きは手の平の上に向かい合うようにします。そのままグリップ手首の位置で固定をしてしっかり締めます。
パワーグリップには左手と右手で形状が異なります。大抵は右手用・左手用と記載がありますが見分け方としてはグリップの内側が大きく凹んでいるように並べると右手と左手用で区別がつきやすいです。
注意点は手の甲の上につけても意味がありません。使用時に手のひらと同じ方向で上から巻いてもそれは手のひらを保護しているだけですのであまり意味がなくなってしまうので注意しましょう。またパワーグリップもサイズ展開が多いです。自分の手首に合ったサイズを使用しないとズレたりしてパワーグリップとしての能力を発揮できないので正しいサイズを選びましょう。

リストラップ
主に胸のトレーニングの際に使用します。
リストラップは手首の支えとして使用します。
ベンチプレスやダンベルプレスなどの大胸筋のトレーニングの際に重さに対して手首が負けて倒れてしまいフォームが崩れるのを阻止してくれる役割を持ちます。
構造としては至って単純で手首の曲がる関節の位置に上からバンドを何重にも巻き合わせる事で手首が倒れるのを防ぎます。
巻き方が意外と難しいです。リストラップには巻く補助として先端にフープが付いているものが殆どです。そのフープに親指を通して手首の関節の境目にリストラップを合わせて巻く方法があります。巻き終わったらフープを親指から抜きましょう。
もう一つのやり方はフープの先端を中指と母指球で挟んで手首の関節の境目にリストラップを合わせて巻く方法があります。どちらでも正しく巻くことが出来れば問題ありません。慣れてしまえば2つ目のやり方の方がフープを指から抜く作業が無いので楽でおすすめです。
初心者の方にはフープを通したやり方をまずはお勧めします。
注意点としてはインターバル中も巻いたままでいると手の血が止まったような状態が続いてしまいます。長時間の使用は怪我にもつながりますのでトレーニング時のみ使用するようにしましょう。

番外編
基本的には3種の神器が使用できれば問題ありませんが元々の怪我や古傷などで関節の調子が良くなかったり、より高みを目指したいと思う方におすすめのギアを紹介します。
エルボースリーブ・ニースリーブ
主に肘や膝の関節につけるスリーブです。ベンチプレスやスクワットのトレーニング時に効果を発揮します。
エルボースリーブやニースリーブを装着することでそれぞれの関節を曲げた際にスリーブがクッションの役割を持ち負担を軽減してくれます。同時にスリーブには伸縮性があるためバネによる挙上重量の増加も見込めます。
しかしスリーブ頼りの挙上重量増加に慣れてしまうと良くないのであくまで関節の保護の役割で使うようにしましょう。
スリーブの話をして行きましたがラップと呼ばれる巻くタイプの関節保護のギアもあります。正直なところこちらの方が締め付けがよく私はお勧めです。しかし国内メーカーではあまり販売していないので海外からの取り寄せになる物が多い印象です。(私は両方所有しております)
エルボーラップ、ニーラップはスリーブに比べてセットごとに着脱がしやすく蒸れにくい、鬱血する感覚が無いなどメリットがたくさんあります。

ウェイトリフティングシューズ
名前の通りウェイトリフティングに使用するシューズです。一般的なシューズとは異なりヒールが高く作られており底が硬くて重いのが特徴です。
これは各種目(ベンチプレス・デッドリフト・スクワット)の際に安定して踏ん張れるようにわざとこのような作りになっています。
足の裏で床を掴む感覚や重心の保ちやすさはもちろん、足首の関節が硬いあまり可動域が取りにくい人でもスムーズに動かせる構造になっています。慣れてしまうとこちら一択になりますが基本は高額な物が多いのがデメリットです。こちらは初心者の方は先ずは普通のシューズで大丈夫ですので慣れてから検討するようにしましょう。

液体チョーク
こちらはギアとはまた少し異なりますが滑り止めの一種です。高重量を扱うトレーニングの際に緊張や集中により手汗をかいてしまい思うように手が滑って力が入らないなんて言う方意外と多いのでは無いでしょうか?
そんなお悩みには液体チョークがお勧めです。液体チョークは粉末のチョークとは異なり少量を手に取るだけで手の水分を取ってしまい軽いべつたつきを手のひらにもたらします。粉末チョークの場合は一般的には使用がNGなところが多い印象になります。マナー的に考えても粉が飛び散ってしまうのは良く無いので手が滑ると言う方は液体チョークがおすすめです。
ギアを使用する際の注意点
これまでトレーニングギアの魅力について解説していきましたが注意点もあります。
トレーニングギアは正しく使用することで普段のトレーニングをより効率よく安全な結果へ導いてくれますが、トレーニングの基礎的な能力も身につけておく事も重要です。
ここでいうトレーニングの基礎とは最低限トレーニングギアを使用しなくても全てのトレーニングを満遍なく行える能力がある事。それぞれの筋肉・筋力も満遍なく備わっている事などになります。
いかがでしたでしょうか?
トレーニング時に使用するギアはこんなにも沢山あります!もっと深く追求すればマニアックなギアもありますので興味のある方はぜひMARBELL GYMに聞きに来てください!
まとめ
・トレーニングギアを使用することで安全に効率よくトレーニングを行うことができる。
・トレーニングギアに頼りすぎず基礎は身につけた上でギアを正しく使用する。
・トレーニングギアの質は自分のレベルに合わせて上げていく。